昨年、男鹿半島・安田海岸で見つけた鯨類頭骨標本は、カマイルカ

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は昨年9月に男鹿半島の安田海岸で見つけた鯨類頭骨標本についてご紹介したいと思います。先日、鯨類の専門家の先生にその鯨類頭骨標本の写真や計測した資料を見ていただいたところ、若いオトナの「カマイルカ」の頭骨であることがわかりました。IMG_0432 ▲昨年、安田海岸に打ち上げられた鯨類頭骨標本の写真などについては、ジオパーク学習センターのギャラリーに展示していますのでご覧ください。IMG_0439 ▲鯨類の種類やライフスタイルなどについては、ジオパーク学習センターの大画面で学習することかできます。

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▲さて、3月に安田海岸に出かけて砂浜を観察してみました。ここは昨年秋に鯨類の頭骨を見つけた砂浜です。砂浜を観察して撮影したのがこの写真です。海から砂浜に打ち上げられた多数のマイクロプラスチックとみられる小さな破片が見えます。写真左に見えるボールペンよりだいぶ小さいことがわかりますね。

これらをヒントにプラスチックごみと海洋、鯨類など海の生物の関係について考えてみましょう。併せてヒトとの関係も考えてみましょう。そして、今、私たちにできることは何でしょう!?

 

ジオパーク学習センターでは、男鹿半島・大潟ジオパークを教材とした地層学習とともに、地球の環境教育としてESD(持続可能な開発のための教育)にも力を入れています。みなさんもジオパーク学習センターでSDGs(持続可能な開発)や地球の環境について学んでみませんか。

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安田海岸でマイクロプラスチックを探してみた。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

ようやく寒さが緩んできましたね。桜の開花が楽しみです。

さて、今回はジオパーク学習センターのSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みをお伝えしたいと思います。

男鹿半島の人気ジオサイト・安田海岸でマイクロプラスチックを探してみました。(大きさが5㎜以下のプラスチック片をマイクロプラスチックと言います)IMG_0424 ▲すると、砂浜でマイクロプラスチックとみられる破片がたくさん見つかりました。「こんなにあるとは」・・・とてもショックを受けました。IMG_0427 ▲そこで皆さんにこの様子を知ってもらおうと、安田海岸で見つけたプラスチックごみを使用して、ジオパーク学習センターにマイクロプラスチックになるまでの動きを展示しました。IMG_0425 ▲こちらは安田海岸で見つけたプラスチックごみの漂流物の写真です。ペットボトルのキャップなどを見ると、海外から流れてきたプラスチックごみもたくさんあることがわかりました。IMG_0423 ▲ジオパーク学習センターでは、安田海岸で見つけた漂流物の様々なごみを紹介し、地球環境を考えるコーナーをつくっています。みなさんも男鹿半島・大潟ジオパークの地層とともに、海洋プラスチックごみについてジオパーク学習センターで学んでみませんか。「海洋の酸性化とその影響」などについての実験も用意しています。

ジオパーク学習センターには、早くも次年度の団体予約が入ってきています。団体の来館におきましてはご予約をお願いいたします。

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暴風雪のおみやげ

こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ

ようやっと暖かくなってきましたね!今年の冬はドカ雪に強風に、とてもしんどかったですね。

例年にない大変な冬を乗り越えただけでも十分すごいので、おいしいものをたくさん食べたり、一日中好きなだけゴロゴロしたりして、自分をたくさんほめてあげてくださいね(*´∀`*)ノ。+゜*。

さて、大潟村をお散歩中に暴風雪のおみやげ?がありました。

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強風で根本からひっくり返って倒れた松の木です。

大潟村にはこんな感じで倒れている木がたくさんあります。大潟村では倒れた木の影響で停電が起こったり、倒木が道路をふさいでしまい車が長時間立ち往生したりなんかがありました。冬に停電とか辛すぎる。

あと個人的に風の音がうるさくて寝不足になったりもしました。ちなみに寝るときは部屋を真っ暗にする派です。防災的にはよくないだろうけど真っ暗じゃないと寝られません。

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木の根っこのところ、大きさ比較のために横に身長90センチくらいの三歳児を置くとこんな感じ↑。大きさがだいたい伝わりますでしょうか。よいこのみんなは穴の中に入って遊んだりしちゃダメですよ!

大潟村は八郎湖を干拓してできた村なので土を掘ると貝がらが出てくることがあるんですが、見た感じだと貝がらは見つかりませんでした。ハウス団地や田んぼでは今でも貝がらが出てくることがありますよ。

大潟村干拓博物館には大潟村がその昔湖だったことがよくわかる剥ぎ取り標本なるものが展示してあります。

ぜひ遊びに来てくださいね゚*。☆ヾ(´∀`)(´∀`)ノ☆。*゚

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男鹿市ジオパーク学習センターの来館者数が2万人を突破しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

おかげ様で男鹿市ジオパーク学習センターはこの2月28日で来館者数が2万人を突破いたしました。

IMG_9704  ▲小学校の学校教育支援の様子(人気のある岩石標本観察の体験学習)

男鹿市ジオパーク学習センターがオープンしたのは平成24年8月。それ以来、男鹿半島・大潟ジオパークの拠点センターとして県内はもとより全国、海外からも来館者が訪れています。

またジオパーク学習センターのジオパークを生かした学校教育プログラムは評価が高く、多くの学校が授業の一環で利用しています。さらに生涯学習や防災学習の場としても利用され、児童向けの体験学習型イベントなども随時行っています。

IMG_6076 ▲大地のつくりや地震に関した様々な体験学習を用意しています。写真は火山噴火実験の様子。

IMG_9825 ▲こちらも迫力満点の火山噴火実験の様子。

 

今後は世界的に関心が高まるSDGs(持続可能な開発目標)の教育の場としても期待されています。

男鹿半島・大潟ジオパークは、大地のつくりや日本列島の成り立ちがわかる自然の博物館として全国的に人気が高く、男鹿市ジオパーク学習センターはその拠点センターとして今後さらなる活動が期待されています。

ぜひ、ご来館ください。団体の場合はご予約ください。

 

住所 男鹿市角間崎字家ノ下452  男鹿市役所若美庁舎2階

開館時間 午前9時~午後4時

休館日 月曜・火曜(ただし祭日と重なった場合は次の平日と振り替え)、年末年始

電話番号 0185・46・4110

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大潟村で、子どもたちが「ジオパーク・スイーツづくり」に挑戦!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は大潟村公民館、大潟村干拓博物館と男鹿市ジオパーク学習センターがコラボして、2月27日に大潟村公民館を会場に開催された「親子で体験!ジオパークスイーツづくり」(大潟村公民館、大潟村干拓博物館共催、講師は男鹿市ジオパーク学習センター)の様子をご紹介します。大潟村の子どもたちが楽しいスイーツづくりを通して岩石のできかたを学びました。

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▲「チョコのトッピングが楽しいね!!」。「食べたくなってきたよ!!」。火成岩の2種類の「鉱物チョコ」を作っているところです。火山岩の斑状組織と深成岩の等粒状組織がなんとなく体感できます。

 

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▲「まるで溶岩みたい!!」。こちらはホットプレートで「黒曜石スイーツ」づくりをしているところです。粘っこい溶岩が急冷するとどうなるのかが体感できます。最後に冷蔵庫で冷やして取り出すと、子どもたちはガラスのようにキラキラ光る大変身した黒曜石スイーツにびっくりしていました。

IMG_8940 ▲「すご~いキラキラ光ってる!!」。そう、これが黒曜石スイーツのできあがりです。

 

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▲「しましまになるのは理由があるんだね」。「思ったより作るのが難しい」。こちらは男鹿半島で「縞石」と言われるしましま模様の火山岩を子どもたちがチョコで作ったものです。冷やして固まると「縞石チョコ」になります。溶岩の粘りが関係するのが体感できます。

IMG_5428  ▲「おいしそう!!」。そうです。これが縞々模様の「縞石チョコ」です。

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▲最後にカップに模様をつけてその中にきれいに包装した甘~い「ジオパーク・スイーツ」を入れてできあがり。子どもたちは、自分が作った岩石のスイーツにみんな大満足していました。                                 「石っておもしろ~い」・・子どもたちはとっても目がキラキラしていましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

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ジオパーク学習センターに展示、注目集める男鹿半島一ノ目潟の「年縞」をご覧ください

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は、注目集める男鹿半島一ノ目潟の年縞(ねんこう)について一部ご紹介しましょう。一ノ目潟の年縞の一部は、ジオパーク学習センターに展示していますのでご覧ください。IMG_0300 ▲これがジオパーク学習センターに展示されている貴重な一ノ目潟の「年縞」です。なぜ貴重かと申しますと、年縞が構成されるためには様々な自然の条件が求められるからです。そのため年縞が構成される湖は全国でもごく限られています。そしてこの年縞から過去の1年ごとの環境が見えてきます。IMG_0301 ▲ジオパーク学習センターでは、年縞の見方や一ノ目潟の年縞からどんなことがわかるのかなど説明員が解説します。みなさんも年縞から過去にタイムスリップして当時の環境を想像してみませんか。

私たち人間にも年齢がありますが、自然の年齢はそのスケールが違いますね。

訂正:2月11日に掲載しましたジオパークおにぎりの名称について一部誤りがありました。男鹿の安山岩の写真は、男鹿の溶結凝灰岩でした。訂正してお詫びいたします。

 

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男鹿半島・大潟ジオパーク応援商品に新商品追加!

こんにちは!サマンサイクコです♪

最近、暖かい日が続いていますね。このまま春になるといいですねぇ

さて、この度、男鹿半島・大潟ジオパーク応援商品として味楽農場の『あずき玄米粥』が加わりました!

レンジで温めても、湯せんしても、そのまま食べてもOK!

あずき・玄米と男鹿の塩のみで作っています。

美容と健康に良さそう・・・(私は美容は遥か彼方・・・健康第一でございますm(__)m)

3月14日まで『大潟村加工品応援キャンペーンシール』を貼っている商品は3割引きとなっています。

この機会に是非ご賞味ください。

あずき玄米4QRコード


 

 

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ジオパーク学習センターの「おいしいジオパーク」第二弾「岩石スイーツづくり」

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

先週の「ジオパークおにぎり」に引き続き、ジオパーク学習センターの体験学習「おいしいジオパーク」そのⅡを紹介しましょう。

その名は「岩石スイーツづくり」。昨年爆発的人気を得た体験型教室です。今年も2月下旬に出張教室を行いますが、大人気です。甘~くておいしいスイーツづくりを通して男鹿半島の岩石のでき方を知ることができます。少し紹介しましょう。IMG_0259 ▲こちらはとってもおいし~い、キラキラ光る「黒曜石スイーツ」。スイーツづくりを通して黒曜石のでき方が体感できます。IMG_0262 ▲こちらは男鹿半島で「縞石」(しまいし)と呼ばれる火成岩の甘~い「しましま岩石チョコ」。なぜ縞々模様になるのか、スイーツづくりで見えてきます。

ジオパーク学習センターでは、男鹿産岩石のスイーツづくり以外にも大地の学習、防災学習、SDGs関連などの学習において様々な体験学習教材を考案しています。学校教育や生涯学習など皆さんもジオパーク学習センターで楽しく学んでみませんか。最近では体験学習で学ぶツアーも出てきましたよ。団体の場合はご予約ください。

 

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夏はひんやり冬はあったか~寒風山温風穴調査~

こんにちはー。

今年の初夢は富士山でした。たかみーです(・ω・)ノ

大潟富士じゃないです。富士山です。本当です。

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さて、2月某日まだまだ寒いけど寒風山にやってきました。

写真ではまったく伝わらないけど風が強い。とても強い。そして寒い。

だって寒い風の山と書いて、寒風山だもの。寒くないわけがない。

 

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はちゃめちゃに寒いのになんで寒風山に来たのかといいますと、風穴の調査をするためです。上の写真は寒風山の第2火口にある風穴です。

寒風山の第2火口は水蒸気爆発でドカーンと起こったために、周りは安山岩の溶岩の岩がゴロゴロしています(植物でよく見えないけど)。この岩のゴロゴロの隙間に空気がたまります。

風穴の仕組みは岩の間にたまった冷たい空気が下方に、温かい空気が上方に移動する原理によるものです。

風穴の仕組み、夏 風穴の仕組み、冬

(よくこんな絵を世に放とうと思ったね)

ということは第2火口の上の方はきっと温かい風が吹いているはず。

てなわけで、寒風山の新たな冬の魅力を発見すべく結成されたガイドさんたちによるワーキンググループとともに、第2火口周辺をトレッキングです!

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いうても寒い風の山って書いて寒風山やで?温風穴なんかあるわけ…

 

ありました。

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風穴を撮影するガイドさん。温かい空気のせいでカメラのレンズが曇ってしまいました。気温が氷点下の日はもくもくと湯気があがるのを観察できるそうです。温風穴周辺は真冬なのに植物が青々と元気そう。調査隊は外気温、風穴内の温度・湿度などを測定しました。

男鹿半島・大潟ジオパークの冬の魅力これからもたくさん発見できたらいいな。

調査に参加されたみなさん、おつかれさまでした゚*。☆ヾ(´∀`)(´∀`)ノ☆。*゚

 

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ジオパーク学習センターのおいしい体験学習!!「男鹿のジオパークおにぎり」はいかが!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今年は予想以上の大雪。毎朝、家の前の雪を1時間ほどかけて寄せてから出勤するので少々疲れ気味です。ある方が以前、降り積もる雪を見ながら「この雪がみんなお金だったらなあ」と、言っていたのを思い出しました。

まぁ、この機会に、日本海側の降雪と対馬暖流との関係を考えてみましょう。

さて、元気を出していきましょう!! 今回はジオパーク学習センターの新しい体験学習として男鹿産の岩石をおにぎりで表現してみましたよ!!

題して「男鹿のジオパークおにぎりは、いかが!!」

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▲左が男鹿半島・入道崎の溶結凝灰岩です。そして右が鮭をまぶした男鹿の溶結凝灰岩風おにぎりです。似ていますか!? 食べると、塩味がきいてとってもおいしかったです。
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▲こちらは左が男鹿半島・西黒沢海岸の礫岩です。そして右が男鹿の礫岩風おにぎりです。どうでしょう!?  評判が良ければ、ジオパーク学習センターの新しい体験学習として「ジオパークおにぎり教室」を開きますが・・。(^◇^)

 

 

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