江戸時代の鹿と今のクマ

世界のジオメイトのみなさま、ごきげんよう(・ω・)ノ🌹

男鹿半島・大潟ジオパーク認定ジオガイド兼ジオパーク専門員のたかみーです⛄

みなさま、ゴールデンウィークはいかがでしたか?

私は今ホットな話題のこぐまちゃんに会いに行ってきました🐻

ちっちゃくてふわふわでころころしてて、よちよち歩く姿はあどけなくて、漆黒の毛並みは美しく、ずっと赤ちゃんサイズだったらいいのになぁ…と思ってしまいました(※筆者が会いに行ってきたのは男鹿水族館GAOのホッキョクグマのモモ太くんではなく北秋田市阿仁のくまくま園のツキノワグマのこぐま(名前はまだない)です)

打当温泉マタギの湯に併設されているマタギ資料館にも行ってきました。阿仁には菅江真澄スタンプラリーが目的で今回初めて行きました。スタンプラリーの台紙は秋田県内の各道の駅にありますので、みなさまもぜひやってみてください。男鹿には真澄が図絵に残した風景がたくさんありますので、見比べてみるとおもしろいと思います!

↑ 秋田県立博物館のミュージアムショップで売ってる菅江真澄のポストカードを100円ショップで売ってるカードケースに入れてキラキラシールでデコレーションしてみました。まさか自分の肖像画がアイドルみたいにキラキラにされるとは思わなかったろう。

ところで、江戸時代に男鹿半島では鹿が増えすぎて、鹿狩りを行ったことがありました。鹿を崖から落としたから「鹿落とし(ししおとし)」なんて名前がついた崖があるくらいです。

入道崎ジオサイト鹿落とし

男鹿市史(昭和39年発行)によると、江戸時代に行われた鹿狩りには、阿仁のマタギや旧河辺郡船岡村の猟師が動員され、マタギが男鹿に滞在している間の食事は藩から与えられました。さらにマタギの相棒のワンちゃんにも食事が与えられたそうです。それからなんやかんやいろいろあって、明治期以降に男鹿の鹿は絶滅しました。ニホンジカはなんでも食べるし樹皮も食べるから木は枯らすし、繁殖スピードがとんでもなく早いので、共存する道を選ばなかったのも仕方ないのかもしれない。

マタギ資料館で男鹿の鹿狩りと現在のクマ問題をふと思い出して、野生動物と人間の距離感って難しいな…と感じました。でも、マタギの人たちにとってクマは山の神様からの授かりもの。自然の恵みに感謝しながら生きなければなとも感じました。

男鹿半島・大潟ジオパークのエリア内でもクマが目撃されています。お出かけの際は、男鹿市HPクマダスのチェックを忘れずに、単独行動をしない、ごみは持って帰る、鈴をつけてクマに人間がいることをアピールするなど、クマ対策を怠らず、でも自然の恵みの感謝を忘れずに、ジオパークをお楽しみください🐻

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5月1日午後3時

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男鹿水族館GAOのホッキョクグマの赤ちゃんの名前がモモ太に決まりましたね!私はかぜまる推しだったんですが、モモ太という候補をみたとき「あ、これモモ太じゃん」と直感で思いました。モモ太くんに会いに行かれる方は、ぜひ水族館周辺の岩脈や球顆流紋岩、スイス人女性犠牲者の慰霊碑も見ていってください。また、男鹿市ジオパーク学習センターのすみっこ企画展ではさまざまな流紋岩を展示しています。雨の日でも快適な屋内でジオパークをお楽しみください♪

さて、本日は5月1日ですが、

昭和14年5月1日午後3時に男鹿半島で大きな地震がありました。87年前の日中戦争下での出来事なので、男鹿で生まれ育った人でも若い世代は知らない人もいるかもしれません。

先日、加茂青砂地区に行く機会があったのですが、合川南小学校の児童の慰霊碑のお掃除をしている地元の方(50代と96歳の女性お二人)と偶然お会いして、地震のことについてちょっとお話を聞くことができました。

↑ 合川南小学校児童地震津波殉難の碑は、昭和58年5月26日に発生した日本海中部地震の津波の犠牲となった合川南小学校の4・5年生13名の慰霊碑です。いつも地区の人たちによってきれいに保たれています。

96歳とのことだったので、もしかして昭和14年の地震について何か知ってるかも!?と思って聞いてみました。

当時は10歳くらいで、北浦にいたんだそうです(加茂青砂には嫁いできたとのこと)。家の中にいたら、急に家の上をダンプが走った!?と思うほどの衝撃で、お家を出て竹藪に逃げ、家族一緒に竹藪の中で一夜を明かしたと教えてくれました。

ちなみに日本海中部地震では津波が防波堤を越えて建物に浸水することはありませんでしたが、爆弾低気圧(2012年4月)のときは波が防波堤を越えて石碑のあたりまで来たことも教えてくれました。これは知らなかったので目からウロコな気分でした。

自然災害の被害や教訓を伝承する石碑(自然災害伝承碑)は男鹿半島・大潟ジオパークに7基あります。自然災害伝承碑を防災・減災に活用しようという動きが全国でありますが、災害を経験した人の生の声はやっぱり強いなと思いました。でも、過去の災害を経験した人はやがていなくなります。地域の人との何気ないおしゃべりから、これからの災害伝承の課題が見えてきたような気がした出来事でした。

男鹿市ジオパーク学習センターには地震に関する展示ブースもありますので、ジオパークをぜひ防災・減災の学習にもお役立てください。

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ちいさなちいさな…「すみっこ企画展」 始まりました。

 こんにちはジオ丸です。男鹿市ジオパーク学習センターで、ちいさなちいさな…すみっこ企画展が始まっています。今回のテーマは「球顆流紋岩」です。(ジオと関連したテーブルゲームも楽しめます。)期間は5月10日(日曜日・地質の日)までとなっています。(ただし、5月7日は休館です。)どうぞご来館ください。

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明日から!秋田県立博物館企画展「秋田の大地の成り立ち」

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いよいよ明日、令和8年4月25日(土)から

秋田県立博物館の企画展「秋田の大地の成り立ち」が始まります!

↑ 画像クリックでフライヤーがご覧いただけます

今回の企画展では秋田県内4ジオパーク(男鹿半島・大潟、八峰白神、ゆざわ、鳥海山・飛島)も展示に協力させていただき、ジオパークの展示も設けていただきました!気になる男鹿半島・大潟ジオパークの展示内容は見てのお楽しみです!企画展のついでに男鹿半島・大潟ジオパークまで遊びに来てくれたらうれしいです!

企画展は6月28日(日)までですので、ぜひ多くの方に、足元の大地の成り立ちとジオパークについて知っていただけたらなと思っています。

この機会に自分の足元から秋田を見つめなおしてはいかがでしょう?゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

たくさんの方のご来場お待ちしております!

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ジオが学べるテーブルゲーム!

こんにちはジオ丸です。男鹿市ジオパーク学習センターでは、ジオが学べるテーブルゲームを集めてみました。地質や岩石・鉱物・化石などだけでなく、防災や環境、伝承などについて学べるゲームもあります。デジタルゲームも楽しいですが、たまには友だちといっしょにアナログゲームでデジタルデトックスなどはいかがでしょうか。「ちいさなちいさな…すみっこ企画展」に合わせて、4月29日から5月10日までの期間、自由に遊べるように準備しています。ぜひ遊びに来てみてください。

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寒風山の山焼きが2年ぶりに行われます!

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いよいよ明日、令和8年4月18日(土)に

寒風山の山焼きが2年ぶりに行われます゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

※林野火災注意報が発令されていることと風速5メートルを超える強い風が見込まれることから19日に延期になりました

昨年はお天気が悪くて山焼きが実施できませんでした(><)

お家から寒風山が見えるよーという方は、

寒風山から立ち昇る煙がまるで噴火のように見えるかもしれないですね。

ちなみに火入れは朝8時を予定しています。ぜひご注目ください。

実は草原の景観って珍しくて、国土のほとんどが湿潤な気候である日本では、草原は放っておくと樹木が侵入してきてやがて森林に移り変わっていきます。今ある日本の草原は人の手が入ること(草刈りや山焼きなど)で維持されているのです。

農業が今のように機械化される前はどこの農家でも牛や馬を飼っていたため、草原は日本中どこにでもありました。牛や馬のエサにするために草を刈っていたからです。

↑ 倒れちゃってるけど、寒風山には草刈番小屋跡地なる石碑があります。

1964年に発行された、男鹿市脇本字大倉出身の民俗学者の吉田三郎さんの著書「男鹿風土誌」に

寒風山の草刈り(ひくさ刈り)のことが書いてありますので、興味のある方は読んでみてください。男鹿市立図書館にあります。

↑ こちらは専門員私物。古本市で偶然ゲットしました。

吉田三郎さんの話はもっと深堀したいところですが、長くなるので(気が向いたら)またいつかこのブログで紹介したいと思います。

山焼きが無事成功しますように☆.。.:*・゜

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すみっこ企画展「個性的な美しさ!球顆流紋岩」

こんにちはジオ丸です。今年もジオパーク学習センターでは「ちいさなちいさな…すみっこ企画展」を開催します。今年度の第一回は「球顆流紋岩(きゅうかりゅうもんがん)」です。開催期間は4月29日から5月10日(地質の日)のGW期間です。球顆流紋岩はとても変化に富んでいて、個性的な美しさが大変魅力的です。(魅力的過ぎて問題が発生してしてしまうこともありました。)その魅力の一端をぜひご覧ください。

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令和8年度ジオパークガイド養成講座の受講生募集中です

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男鹿半島・大潟ジオパーク認定ガイド兼ジオパーク専門員のたかみーです⛄

ただいま令和8年度男鹿半島・大潟ジオパークガイド養成講座の受講生を絶賛募集中です!

最新情報:令和8年度ジオパークガイド養成講座の受講生を募集します!

昨年度はお休みしていたガイド養成講座ですが、お休みしている間も何回かお問い合わせいただいておりました。ジオガイドに興味を持ってくれてる方がいるんだなぁとうれしく思っております。

現役のガイドさんの中には、地形・地質や岩石が好きな人はもちろん、歴史・文化に詳しい人、草花が好きな人、災害伝承をがんばっている人など、いろんな方がいます。ジオパークはいろんな得意分野を活かせる場所だと思うので、ぜひたくさんの人にジオパークを知ってもらって、私たちのジオパーク活動に少しでも参加してくれたらうれしいなと思っています。

私自身、ガイドになった今でも覚えることが多かったり、伝えることの難しさを感じることもありますが、養成講座を通じて、男鹿半島・大潟ジオパークの景色の見え方がずいぶん変わったなぁと思います。

ガイドはちょっと自信ないかも…という方は、サポーターズクラブもありますのでそちらもご検討ください。

男鹿半島・大潟ジオパークサポーターズクラブ(通称「ジオり隊」)隊員募集します!

男鹿半島・大潟ジオパークを一緒に盛り上げてくれる方のご応募をお待ちしております(*´∀`*)ノ。+゜*。

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祝☆天然記念物指定+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

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令和8年3月31日に鵜ノ崎海岸の小豆岩が、秋田県指定の天然記念物に指定されました!

鵜ノ崎海岸のコンクリーション群は波の力で平になった場所(波食台)に、

大小100個以上の小豆岩が散在しており、

その約3分の1にクジラの化石が中に入ってることが確認されています。

いつもは水面からひょっこり頭を出している小豆岩ですが、

2月~3月の大潮の干潮のときには潮が大きく引くので、全体を観察することができます。

観察の時期を逃してしまった(><)という方は、

鵜ノ崎海岸公園に小豆岩の転石を陸揚げしたものを展示していますので、

鵜ノ崎海岸に行けばいつでも小豆岩に会うことができます。

また、男鹿市ジオパーク学習センター、秋田県立博物館、秋田大学鉱業博物館では、

小豆岩を輪切りにした標本を展示しています。

鵜ノ崎海岸に遊びにきたときは小豆岩にご注目ください!

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図書コーナーがリニューアル

こんにちは、ジオ丸です。男鹿市ジオパーク学習センターの図書コーナーがリニューアルしました。今までより探しやすくなりましたし、読んだり調べたりするスペースもできました。地質・地形の本や資料だけでなく、男鹿の自然・文化・歴史、各地のジオパーク、ジオパーク関連の絵本や読み物などなど、様々なものがあります。どうぞご利用ください。

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