最終回ぶらりジオの旅 ~大潟村編Part2~

こんにちは、コンバインイクタです。

前回長くなってしまった部分を切り取ってコピペしようとしたら間違えて消してしまいました。
ショック・・・????????????
なので早速Part2やっていきますよ~!
Part1ではメジャーどころをやってきたので、今回は比較的マイナー(?)なところを・・・

 

IMG_5318 t3_slider_1????ここは『旧八郎潟入植指導訓練所』です。上が現在、下が訓練所時代。
第1次入植者から男の人たちはここで1年間農業の訓練を受けていかれました。女の人や子どもたちはみんな三角屋根のお家で待っていたのです・・・。
また、この訓練所に入るためには試験を受ける必要があり、倍率は4倍から11倍にも上りました。
ちなみに訓練所の食べ物はとても美味しかったみたいですよ????

 

IMG_5310????こちらは『南の池記念公園』です!
八郎潟干拓工事の完工を記念して出来た公園です。このオブジェの周りには第1次入植者~第5次入植者の方の名前が刻まれています。
南の池公園はキャンプ場も兼ねていて、春は桜と菜の花ロード同様桜が美しく咲きます。そのこともあってか(?)、多くのキャンプ利用者で賑わっています。桜が散ってからも多いですけどね!夏が一番利用者が多いのではないでしょうか?私はアウトドアというものにとことん疎いのでちょっとわからないんですけどね・・・

IMG_5313IMG_5312????近くには第3次、第4次入植者の方の50周年記念石碑が建っていました。他の入植の方の石碑も村内にあります。私の家は第3次入植なので、記念にぱしゃり????

 

IMG_5317????続いては『大潟神社』。
祀られている神様は天照大神・豊受大神・八郎太郎大神の3神です。
天照大神と豊受大神はどちらも農耕の神様として祀られています。八郎太郎は、八郎湖を産み出した神として大潟神社に祀られることとなりました。
神社を建てる際に使われたものに、伊勢神宮の⛩️瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)⛩️1棟の古材が丸々使われています。なので大潟神社は由緒正しい、名のある神社なのです。

 

最後に忘れてはいけないのが・・・

IMG_4715????『大潟村干拓博物館』です!
博物館は今年で創立22年目を迎えました。中では昭和の一大事業・八郎潟干拓の歴史を知ることができます。
????他にも・・・

2-2_地層3大潟村の地層の剥ぎ取り標本を見ることができたり・・・

4-5_展示54-6_展示6実際の家具や重機を使った人形での展示は、今にも動き出しそうで迫力満点です!

でも見るだけじゃどういう話なのかわからない・・・どんな暮らしだったのか知りたい!そんなときには大潟村案内ボランティアをご利用下さい????
入植当時のお話や今と昔の農業の違いなど、さまざまなお話が聞けますよ♪
※一週間前の予約が必要です。

 

長々と紹介しましたが、これにて大潟村編も終わりです。
そして同時にぶらりジオの旅も終わりになります????

また、私事ですがこの10月31日を持ちましてこの仕事から離れることになりました。
まだまだジオパークのことを知ることは出来ていませんが、携わることができてとても楽しかったです!

いつかまた、お会いする機会がありましたらそのときはよろしくお願いします????

いちブログ担当、コンバインイクタでした!

 

へば、まんず????

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理科の学習や修学旅行で小学校6年生のみなさんが来館。大地のダイナミズムを体感!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

先週は、北陽小学校6年生のみなさん、吉田小学校6年生のみなさんが来館しました。学習の様子を一部紹介しましょう。

最初は北陽小学校6年生のみなさんです。理科の学習で来館しました。

IMG_2545 ▲館内の展示物を見ながら火山・寒風山のでき方をみんなで考えているところです。IMG_2559 ▲こちらは、火山噴火実験の様子です。火砕流の動きなども観察できます。実験の後で、防災についても考えてみました。

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▲学習センターで学習した後で、安田海岸に出かけて地層観察をしました。広域火山灰層や貝化石層、傾斜不整合、断層などを観察し、どのようにしてできたのかを考えました。

 

続いては、吉田小学校6年生のみなさんです。修学旅行で来館しました。IMG_2573 ▲館内で展示物や教材を使い、男鹿半島の地層や日本列島、東北日本のでき方をみんなで考えてみました。そのあとで火山噴火実験も行いました。

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▲安田海岸で実際に地層観察をしました。どんなところから火山灰が飛んできたのか、貝化石層からどんなことがわかるかなど、みんなで考えました。そのあとで、寒風山に出かけて噴火口の観察をしました。男鹿半島が島だった縄文時代のことも想像してみました。

 

※ジオパーク学習センターに来館する学校の学習目的は、理科、防災、環境、歴史文化、地域活性化など様々です。11月も学校や生涯教育の予約申し込みが入っています。来館のご希望がございましたらお気軽にご相談ください。

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最終回ぶらりジオの旅 ~大潟村編Part1~

こんにちは、コンバインイクタです????
最近はめっきり寒くなってしまって、朝晩はお布団と猫????が手放せません。

今回はついに最終回、我が故郷大潟村編!Part1!
早速行きますよ~????‍♀️????

 

IMG_5300????まずは一番メジャーなところ、『大潟富士』です!
大潟富士は日本一低く、頂上に登ると海抜0メートルになるという山です。
中の土台はなんと発泡スチロール!なぜ発泡スチロールを使ったかというと、大潟村の土壌が軟らかいため土が中々作れなかったからという話。
そうです、大潟村の土壌はとても軟らかいのです。昔は田植えなどの作業中に土が軟らかすぎて農機具が埋まってしまい、いわゆる「????カメ状態????」になったこともしばしば・・・。

隣には当時の水位を表す水位塔が建っており、頂上に立つと水位塔と同じ目線になることができます????

 

IMG_5297????こちらは『経緯度交会点標示塔』。日本で唯一、北緯40度と東経140度が交わる場所になっています。
10度単位で交差している日本の陸地ではここだけ!それはなぜかというと、干拓したことによって陸地に変わったからなんですね。なので、湖のままだったら特に何もなかったという。
大潟村の他にはアメリカのニューヨーク、中国の北京、イタリアのナポリなどなど・・・。名だたる国の都市の中で日本は大潟村だけ!面白い。めちゃくちゃド田舎やんけみたいな。2022年現在の交会点はここより少しだけ離れてはいますが、ここに立つとニューヨークや北京に立っているのと同義・・・になるかもしれません。

大潟富士と経緯度交会点は、干拓博物館で『大潟富士登頂記念証明書』と『経緯度交会点到達記念証明書』をもらうことができます。
ここに行ったらぜひ干拓博物館でカードを貰っていってくださいね!無料で配布しています☺

 

IMG_5306 IMG_5307????続きまして、『国指定大潟草原鳥獣保護区』です????
大潟村は野鳥の楽園と言われるくらい、さまざまな野鳥が飛来してきます。その中でも有名なのは白鳥やマガン、ヒシクイ、ハクガンではないでしょうか????
特に、ハクガンに関しては毎年飛来しているかどうかと問合せが来るぐらいの人気っぷりです。
そして忘れてはいけないのがチュウヒの存在です!大潟村に生息するチュウヒは、NHKの番組『ダーウィンが来た!』で取材されテレビ放映もされました。そのとき撮影のためにヤグラを立てたのですが、その敷地が私の家の田んぼだった・・・というのは蛇足でしょうか。

この大潟村の鳥を撮影し続けた村民の堤朗氏の写真展が現在大潟村干拓博物館で展示中です。ぜひ一度、圧巻の鳥たちを見に来てください!

長くなりましたので、いったんここで区切らせてもらいます。次回、Part2にて!

 

へば、まんず????

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大地の魅力を満喫しようと、連日、全国からジオパーク学習センターへ

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

ジオパーク学習センターには、連日、全国各地から人々が男鹿半島・大潟ジオパークの魅力を知ろうと来館しています。そこで遠方からの来館者が、ジオパークへの思いを書き込みできるボードを用意しました。IMG_2514 ▲先週の来館者の書き込みです。ジオパーク学習センターで予習を十分にしましたので男鹿半島・大潟ジオパークをじっくり楽しんでください。地球のダイナミズムにきっと感動すると思います。IMG_2515  ▲ジオパーク学習センターの人気キャラクター・ジオ太くんとジオ美ちゃんへの応援メッセージもよろしくね!!  ジオ太くんとジオ美ちゃんの「男鹿半島・大潟ジオパークの旅」もネットで配信していますので、見てください。

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ガイド養成講座がいよいよ模擬ガイドに突入しました!

こんにちは たかみーです(・ω・)ノ????⛄

6月から始まったガイド養成講座も早いもので模擬ガイドに突入しました!

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みなさんこの日のために資料を作ったり、下見に行って写真を撮ったり、秋田県にまつわるクイズ(お客さん役は初めて男鹿を訪れる人という設定でやっています)を作ったりと、それぞれの個性がキラリと光っていました☆

受講生の皆さまには座学や現地見学で男鹿半島・大潟ジオパークの魅力にひたひたに浸っていただきました。

ですが、これからはインプットした知識、ご自身が感じた男鹿半島・大潟ジオパークのいいところを発信する側として活躍していただきます゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

もちろん現役のガイドさんも負けてはいられません!切磋琢磨して頑張りましょう!

 

ガイドさんの活躍で、男鹿半島・大潟ジオパークのファンが増えますように☆。*゚

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秋田の良さを再発見し、ふるさとの将来について考えようと、中学2年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

一気に涼しくなってきましたね。みなさん体調には気をつけてください。

先週は、秋田東中学校2年生のみなさんが、「総合的な学習」として秋田の良さを再発見し、ふるさとの将来について考えようと来館しました。あかさIMG_2507 ▲事前に質問を多数いただきましたので、それに合わせてお答えしました。ジオパークの概要や秋田の課題などを含め、学習時間が2時間ほどになりましたが、最後に体験学習にも挑戦していただきました。

※ジオパーク学習センターには、県内外から多くの学校が訪れていますが、理科の学習「大地のつくり」だけでなく、防災、環境、地域活性化など様々な学習テーマで来館しています。修学旅行も増えてきました。学校教育、生涯教育などの団体の場合は、予約が必要ですので、お気軽にご相談ください。

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ワンコインガイド最終回!

ごきげんよう(・ω・)ノ???? たかみーです⛄

 

10月9日(日)はNHKのど自慢が男鹿市で行われます!

会場の男鹿市民文化会館に行ける人は会場で、行けない方はおうちで応援しましょうね~♪

 

さて、男鹿水族館GAOと寒風山回転展望台でのワンコインガイドが10/8(土)~10/10(月・祝)をもって最終回となります!

秋も深まってきて行楽にぴったりな季節にワンコインぽっきり500円で

男鹿半島・大潟ジオパークを堪能しちゃいましょう゚*。☆ヾ(´∀`)(´∀`)ノ☆。*゚

秋の寒風山はススキがきれいで、春のアズマギクや夏のヤマユリとはまた違った魅力がありますよ♪

 

通常のガイド依頼も随時募集中です!ご希望のお日にちの1週間前までにお申し込みください。

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そろそろ鵜ノ崎海岸もいい感じに水鏡っぽくなる時期じゃなかろうか。

(秋の寒風山の写真がなかったので仕方なく一昨年の秋に取った鵜ノ崎海岸の写真を上げました)

 

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ジオパーク学習センターやジオサイトで地層のできかたを学ぶ学校、続々

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

先週も多くの県内の学校がジオパーク学習センターに来館したり、現地観察を行いました。その一部をご紹介します。最初に八郎潟小学校6年生のみなさんです。かきくIMG_2459 ▲グループで話し合いながら堆積岩や火成岩の比較観察をしています。手触りやルーペで観察しながらどんな堆積岩か、ヒントを参考にしながら考えていきます。そのほか、八郎潟のでき方を学んだり、火山噴火実験で寒風山のできかたを観察しました。

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▲学習センターでの学習を基に、ジオサイト・安田海岸で様々な地層を観察し、そのできかたを考えました。ここでは広域火山灰層、貝化石層、亜炭層、傾斜不整合、断層などを目の前で観察できます。

 

続いては脇本第一小学校6年生のみなさんです。ジオパーク学習センターで男鹿半島のできかたや、男鹿半島にある岩石の見分け方、寒風山のできかたを実験で観察いました。IMG_2478 ▲男鹿半島のジオサイト、鵜ノ崎海岸のできかたをみんなで考えています。日本列島のできかたも併せて考えてみました。くけこIMG_2502 ▲火山噴火実験で火砕流の動きを観察しています。これを基に、防災についてもみんなで考えてみました。堆積岩の岩石標本観察も行いました。

 

続いて飯田川小学校6年生のみなさんです。男鹿半島の地層を1日掛けて観察しました。

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▲男鹿半島のジオサイト、寒風山のできかたを噴火口を観察しながら考えました。併せて男鹿半島の縄文時代や八郎潟のできかたも考えました。

10月も多くの学校の来館申し込みがあります。学習テーマも様々です。来館ご希望の学校がございましたらお気軽にご相談ください。団体の場合はご予約ください。

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第七回ぶらりジオの旅 ~潮瀬崎編~

こんにちは、コンバインイクタです????
10月に入り、やっと暑さも落ち着いてきましたね~。暑さの次は台風に(というか気圧差に)怯えている毎日です。

 

今回も男鹿に行ってきました!
前回の館山崎から少し西に進んだ先にある潮瀬崎です!

 

まずは車を上に停めます。
IMG_5066????停めた場所から、まず最初に目に入ってくるのがこの『帆掛島』でしょう。
帆掛島は男鹿半島最大級の一枚岩です。帆掛船(船といえば真っ先に出てくる、海賊船にありがちなやつ????‍☠️⚓)に似ていることからこの名前が付けられました。

 

IMG_5055????下まで降りて停めてはいけないので、ちゃんと看板に従いましょう。危ないのでね!

 

降りた先で一番に目に入るのが
IMG_5056????仲良く並んでいる『双子岩』です。
双子岩は火山噴出物でできていて、元々あった岩石の割れ目にマグマが入り込んで固まった岩脈等を見ることができるとか。岩床と岩脈をいっぺんに見られる場所になっています。

 

IMG_5057????双子岩から少し進むと、左手側に『潮瀬埼灯台』
IMG_5058????『カメ岩』を見ることができます。
カメ岩、頭に対して甲羅の比率がデカすぎる

 

IMG_5060????その奥へ進んでいくと、かの有名な『ゴジラ岩』に出会えます。
ゴジラ岩と名付けられたのは平成7年、実に約30年も前のことです。口の部分と夕陽がちょうどかち合うと熱線を放射しているように見えるのがかっこよく、実際当ジオや男鹿市の観光の画像にも使われています。
ゴジラ岩は3000万年前の火山礫凝灰岩が風化したことによって出来た自然なものです。海の近くに出来たというのも、海棲生物だったゴジラと偶然の一致をしてて面白いですね????

 

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IMG_5059????ゴジラ岩のすぐ手前にあったものと、ゴジラ岩から更に海へと進んだ先にある『ゴジラの尻尾岩』。
この岩は、まだ固まっていない泥の上に火山灰や火山礫が一気に堆積したため、その重みで泥が火山灰や火山礫の中に押し出され、そのまま固まったもの・・・らしいです。
なんとなく想像はつくけど口で説明するのはめちゃくちゃ難しいですね・・・????

 

最後はガメラ岩????・・・と思ったんですが、全然見つけられなくてどこ?ってめっちゃ探しました。
本当に見つけられない。見つけ方が分かる人は一報ください。
こういう時にガイドさん等に頼んでいたらわかりやすいのかもしれませんね????

 

これにて潮瀬崎編は終わりです!
これで男鹿の中央部エリア、南海岸エリアの主要部は回ったと思います。
西海岸と北海岸は全然・・・ですが諸事情により、次回大潟村編をもってこの『ぶらりジオの旅』は最終回とさせていただきます。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました????
最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ????

 

へば、まんず????

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