東北日本の東西圧縮について、実験してみましょう

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は大地が圧縮されるとどうなるか実験した様子を紹介します。IMG_9953 ▲来館した中学生2人に大地が圧縮されるとどうなるか実験してもらいました。褶曲により背斜構造が現れました。IMG_9980 ▲続いて東北日本がプレートの沈み込みで東西圧縮されるとどうなるか実験してみましょう。「おおっ~!!」。奥羽山脈ができてきましたよ。IMG_9982 ▲つまりこんなふうに東北日本の東西圧縮で奥羽山脈や出羽山地が高くなって、逆に盆地の部分が低くなったということですね。日本海側の男鹿半島などについても考えてみましょう。なんか楽しくなってきたでしょ。

????ジオパーク学習センターでは東北日本の山のでき方についてわかりやすく誰でも理解できるよう様々な教材を用意しています。学校などの団体の場合は火山噴火実験や岩石標本観察、液状化現象実験などもあります。アッと驚く教材もあるので、みんなで楽しく学習しましょう。団体の場合はご予約ください。

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鵜ノ崎海岸のしましま

こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ

 

前回に引き続き、鵜ノ崎海岸とウユニ塩湖のお話です(・ω・)

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鵜ノ崎海岸とウユニ塩湖の共通点。

大地の隆起によってできたことと、めちゃめちゃ浅くて平ら。(説明が雑)

ウユニ塩湖は面積が新潟県くらいあるのに高低差が50センチほどしかなく、世界で最も平らな場所だと言われています。(ウユニ塩湖でっけぇ…)

対して鵜ノ崎海岸は浅瀬が200m~300m先まで広がっています。

この浅瀬がウユニ塩湖っぽい水面になるわけですが、それでは鵜ノ崎海岸がどうやってできたのか、セブン○レブンのスイーツを使って説明します(・ω・)ノ

 

海の底に堆積した地層だと思ってください。(ミルクレープ、どーん!)

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鵜ノ崎海岸の浅瀬は女川層(おんながわそう)という地層なんですが、約1000万年前に日本海が最も深くなった時に形成されました。

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地層が隆起してだんだん斜めに傾いていき、海面から出た部分は波で削られて、鵜ノ崎海岸の浅瀬ができました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚(ただミルクレープを斜めにして一口食べただけ。美味しかったです)

地層の褶曲(しゅうきょく)や東西圧縮も説明したかったけどおばあちゃんに「食べ物で遊んだらいけんばい」って言われたので割愛します。次回のブログでジオ太郎さんが教えてくれるよ☆

鵜ノ崎海岸は2月~3月の干潮のときになると、え?これ海なん?ってくらい浅くなります。深さにして足首くらい、もはや海ではなくて水たまり。

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これが↓

 

こう

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ウユニ塩湖みたいな水鏡の絶景は見れないけれど、小豆岩の全体はこの時期しか見れないので冬の鵜ノ崎海岸にも遊びに来てくださいね(・ω・)ノ

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(小豆岩のでき方もスイーツを使って説明したいとか考えたけどなかなか難しく、ただただコンビニでスイーツを爆買いするだけの人が爆誕しました。うまくできたらブログに書きたいです)

 

 

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秋田のウユニ塩湖。ボリビアの鵜ノ崎海岸。

こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ

死ぬまでに一度は見たい絶景、南米ボリビアのウユニ塩湖に行ってきました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

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うそです。←

 

どこかといいますと、男鹿市の鵜ノ崎海岸です゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 

鵜ノ崎海岸はウユニ塩湖のような水鏡の絶景を見ることができるということで、「秋田のウユニ塩湖」としてインスタグラムなどのSNSで人気が出てきているんです*:.。☆..。.(´∀`人)

潮が引いていて、風があまり吹いていない日(これが案外あんまりない。徳を積もう←)を狙って行くと、水面が鏡のようになったかっこいい写真が撮れます!時間帯は朝か夕方がおすすめです。写真のセンスがゼロのわたしでもスマホをポチっとするだけでイケイケな写真が撮れました!(イケイケとは)

 

ウユニ塩湖も鵜ノ崎海岸も大地が隆起してできました。

次回のブログでは、鵜ノ崎海岸がどうしてウユニ塩湖っぽくなったのか、コンビニで売ってるスイーツを使ってご説明します(・ω・)ノ

お楽しみに(*´∀`*)ノ。+゜*。

 

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ジオパーク学習センターでSDGsを学ぼう!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

ハロウィンが近づいてきましたね。学習センターでも少しハロウィンの雰囲気を作りました。みんな気づいてくれたかな。

さて、今回は「ジオパーク学習センターでSDGsを学ぼう」を紹介します。ジオパーク学習センターでは、ジオパーク活動の新しいテーマとしてSDGs(持続可能な開発目標)を学べるようパワーポイントや体験学習を用意しています。IMG_9973 ▲まずは大画面でSDGsとはどんなことか、学んでみましょう。IMG_9971 ▲続いて男鹿半島のジオサイト・安田海岸に流されてきたごみを観察したパワーポイントなどを使って海の環境についてみんなで考えてみましょう。IMG_9957 ▲こちらは安田海岸で見つけたカシパンウニの殻を使って海水が酸性化するとどうなるのか実験をしたものです。殻の中から泡がブクブク出てきましたよ!! 結果についてはジオパーク学習センターで確認してください。このほか、海が温暖化すると海水面はどうなるのかを観察できる実験もあります。学校教育や生涯教育の環境学習の一つとしてご利用ください。

 

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最近のジオパークガイドさん

こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ

新型コロナウイルスのために修学旅行の行き先が変更になったりで、今年は例年よりも県内の学校関係のガイド依頼が増えたように感じています。

(ほんとは県外に修学旅行に行きたかったな…)なんて子どもたちの内なる心の声かき消すかのごとく、ガイドさんは日々奮闘しています!

地元のことって実は意外と知らなかったりするので、頭のやわらかいうちにたくさん学びましょうね。もし大人になって秋田を離れたら、「秋田ってどんなとこ?」って県外出身の人から100パー聞かれます。その時に何も答えられないとちょっと恥ずかしい思いをするので、地元を離れる決意のある人ほど地元のことをたくさん知っておいたほうがいい、と私は思ってます(個人の感想です)。

 

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さて、公式なお知らせはもうちょっとあとになるので詳細は控えますが、

 

ガイドさんがジオサイトを案内してる動画を撮影しました゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

 

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撮影場所は、マグマ水蒸気爆発でできたマールという湖が見れる八望台(東北でマールが見れるのはここだけ!)と、

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男鹿半島観光といえばここ!なんだけど実は火山だったって意外と知られてない寒風山(秋はススキがいい感じ)、

 

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みんな大好きゴジラ岩(最近ちょっと痩せた?)でおなじみ潮瀬崎、

 

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秋田のウユニ塩湖とSNSでじわじわ人気の出ている化石探しも楽しい鵜ノ崎海岸です゚*。☆ヾ(´∀`)ノ☆。*゚

 

どのジオサイトも男鹿半島・大潟ジオパークを代表するといっていいほど魅力的な場所ばかりです!

ガイドさんの動画はいったいどこで見れるんでしょうか?続報をお待ちください!

 

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船川第一小学校6年生、北陽小学校6年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は、先週来館した2校の小学校の学習の様子を一部紹介します。

10月7日に来館したのは船川第一小学校6年生のみなさんです。IMG_0770 ▲「岩石標本観察」で岩石の見分け方をみんなで話し合いました。IMG_0796 ▲男鹿の寒風山のできかたを考えようと、マグマの粘りの違いで山の形がどう変わるのか、実験で観察してみました。IMG_0798 ▲火砕流など火山噴火実験で噴火の様子を観察し、防災についてみんなで考えてみました。その後でジオサイト・安田海岸に出かけて貝化石層や火山灰層などの地層観察をしました。

10月8日には北陽小学校6年生のみなさんが来館しました。IMG_9922 ▲男鹿半島の堆積岩を使って岩石標本観察を行い、ルーペなどで観察した事がらを観察シートに記入しているところです。IMG_9933 ▲時間に少し余裕があったので地層の褶曲山地について体験学習をしてみました。

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▲安田海岸に出かけて実際に地層観察をしました。泥岩層や砂岩層、亜炭層、貝化石層、火山灰層などを観察して、当時の環境についてみんなで話し合ってみました。

★ジオパーク学習センターでは、様々な学校教育支援を行っております。ご利用などお気軽にお問い合わせください。団体の場合はご予約ください。

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大潟小学校6年生、脇本第一小学校6年生、船越小学校6年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

今回は、先週来館した3つの学校を紹介します。

最初に9月29日にジオパーク学習センターに来館した大潟小学校6年生のみなさんをご紹介します。IMG_9718 ▲岩石標本観察でいくつかの堆積岩の違いを調べているところです。写真は泥岩、砂岩、れき岩を手触りやルーペで観察しています。時間に余裕があれば火成岩も学びます。

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▲その後、実際に地層を観察するため安田海岸に出かけました。様々な地層を観察し当時の環境を探ります。写真は貝化石を探しているところです。

続いて9月30日にジオパーク学習センターに来館した脇本第一小学校6年生のみなさんをご紹介します。IMG_9760 ▲最初に男鹿半島のいくつかの地層について学びました。写真は全国的に注目を集めるジオサイト・安田海岸の地層について解説しているところです。

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▲館内での学習をもとにして実際に安田海岸で野外観察をしました。亜炭層、広域火山灰層、貝化石層、傾斜不整合などからどんなことがわかるか、みんなで話し合ってみました。

続いて10月1日に来館した船越小学校6年生のみなさんをご紹介します。IMG_9817 ▲岩石標本観察では、3つの堆積岩を使ってその違いを観察しました。併せて火成岩も学びました。その後で寒風山のできかたがわかる火山噴火実験などを行いました。

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▲寒風山に出かけて頂上から噴火口を観察しながら土地の変化についてみんなで考えました。

☆秋になり、理科や社会などの授業の一環として訪れる学校関連の団体がかなり増えてきました。ジオパーク学習センターでは様々な教育目的に対応した学校教育支援を行っていますのでご利用ください。

 

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安田海岸でクジラ類とみられる頭骨を見つけました。写真を展示しています。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。(^^)/

一気に涼しくなりましたね。みなさん、風邪をひかないようご注意ください。

さて9月上旬に男鹿半島のジオサイト・安田海岸で砂に幾分埋まっているクジラ類とみられる頭骨を見つけました。海から打ち上げられたようです。そこで教材として標本観察できるように専門家にお聞きし水で洗った後で塩素系の漂白剤に漬けて除菌し日光に当てて乾かしてみました。これにより臭いもなくなりました。IMG_9627 ▲頭蓋基底底長は39・5㎝、吻長は21㎝あります。骨鼻口が特徴的です。(写真は漂白する前のものです)

今後、この頭骨を教材として標本観察するとともにクジラの生態や進化について、さらにクジラと海の環境についてもみんなといっしょに考えていきたいと思います。この頭骨の写真2枚(頭蓋背側面・頭蓋左側面)を学習センターの廊下壁面に展示しましたのでご覧ください。

男鹿半島では鵜ノ崎海岸でヒゲクジラ類の化石が見つかっています。また明治時代に大量のクジラが打ち上げられてそれに関連したお話もあります。

 

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