男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会と大潟村案内ボランティアの合同勉強会が開催されました!

あけましておめでとうございます。さきいかです。
今年も男鹿半島・大潟ジオパークをどうぞよろしくお願いいたします(._.)

年が明けてすぐ能登半島地震が発生し、たくさんの犠牲者が出ました。余震も多く発生しています。
地球は豊かな恵みを与えてくれますが、一方で深刻な災害をもたらします。
日本の陸地面積は、世界全体の0.25%程度ですが、マグニチュード6以上の大地震の約20%は日本で起きています。地震が起きれば津波が起こり、地震の起きやすい場所には火山も多くあります。
自然災害の多い地域であることを再認識し、あらためて防災・減災について考えなければと感じております。

一日も早い行方不明者の発見と被災地域の復興を願っています。

さて、12月17日(日)に男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会と大潟村案内ボランティアの合同勉強会が干拓博物館で開催されました☺

今回は銚子で開催されたジオパーク全国大会の報告と「男鹿と大潟村の生き物最前線」の講演を行いました。
大潟村案内ボランティアの会から森本さんと松崎さん、男鹿半島・大潟ジオパークガイドの会から澤木会長の報告です。

案内をする際、お客さんとのコミュニケーションに悩んでいたという森本さんですが、お客さんに対して質問を投げかけながら案内をすると良いということが勉強になったと話されていました☺

また、松崎さんからはガイドのスキルを身につけること、澤木会長からは全国的にガイドの数が少なくなっているとの報告がありました。
大潟村案内ボランティアのメンバーは実際の入植者(またはその子)がほとんどで、実体験など入植者ならではの案内を行っておりますが、村立60年を迎えようとしている今日、ボランティアを続けていくことが難しくなってきております (‘_’)
どのように存続していくか考えさせられる時間でした。

ちょっとここでひといき☺
ジオの恵みがつまったスイーツでティーブレイク☺
頭を使った後の甘いものは染みますね♪

これは✨柿のロースイーツ(ムース) ✨でございます。
作ってくれたのは、大潟村地域おこし協力隊 木綿美奈子(もめんみなこ)さんです!
ロースイーツのロー(Raw)とは生の食材のこと。生きた(=生命力に満ちた)食材とされ、動物性食品を使わず、主にナッツやココナッツオイル、果物から作られているそうです。
ぜひまたジオの恵みでいろいろなものを作っていただきたいです☺

後半は、大潟村干拓博物館館長による「男鹿と大潟村の生き物最前線」の講演を行いました。

男鹿の沖合は「生物多様性の観点から重要度の高い海域」に選ばれているのだそうです。これは沿岸域等の開発や資源の乱獲、汚染、水温上昇などで環境が悪化しているため、国際的にも国内においても海洋環境の保全が強く求められている場所を指しています。
このままでは近い将来、水温上昇によって今まで捕れていた魚が捕れなくなり、食文化が失われる・・・(°□°;)
なんてこともあるかもしれません。
大潟村は陸にしたことで陸に生息する生物が増えました(特に野鳥にとっては楽園)。しかし、淡水になったことでシジミがいなくなり、さらにはアオコの問題などが発生・・・
などなど、現在の男鹿・大潟村の生き物最前線を教わりました。

どのように守り伝えていくか、とっても中身の濃い勉強会となりました☺

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