「世界に1つだけのかるた!!」と歓声が・・男鹿の大地と昔話が学べる楽しい「かるた」づくりを開催しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

先週、来館された団体の皆さんの中に、「男鹿地震(昭和14年)の年に生まれた」と話される方もおり、いろいろ教えていただきました。ありがとうございます。

▲「読み札」に合わせて、それぞれ「絵札」を描いているところです。

▲いろいろ楽しく話し合いながらジオサイトのイメージを膨らませて「絵札」を作っていきます。

▲保護者のみなさんも男鹿の昔話をテーマに「絵札」を描いています。

ジオパーク学習センターでは、今年5月にもジオパーク学習センターを会場に、若美公民館とコラボした楽しいイベントを準備しています。ご期待くださいね!!

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東岸堤防について

こんにちは。さきいかです☺

八郎潟干拓は昭和32年に国営事業としてスタートし、昭和34年に堤防が造られましたが、それ以前に県営事業として東岸堤防が造られていました。

八郎潟干拓が行われた理由の一つとして、八郎潟周辺の水害対策があります。
潟の風向は、主に冬から春は北西、夏から秋は南西・南南西(台風の影響)で、潟の周辺は水害の被害が多くありました。
寒風山おろしの影響で5~10メートルの大きさの氷塊が湖岸周辺に流れ込み、家屋や漁具などが壊されたそうです☹

そこで、八郎潟町三倉鼻~昭和町(現・潟上市)野村地先までの湖岸全長約15㎞の堤防工事が検討されました。

博物館には、昭和22年7月に起きた大水害の八郎潟周辺の写真が残されています。
昭和町(現・潟上市)での写真↓

場踏川付近の氾濫の様子↓

この他にも飯田川町(現・潟上市)の冠水の様子なども残されていました。

この水害では秋田県全体で死者・行方不明者32名、住宅全壊・流出468世帯、床上・床下浸水45,572世帯、田畑の流出・冠水67,000haなどの被害があったそうです。

このような状況が何度もおこったため、昭和26年県営事業として着工されました。
しかし国営干拓事業がスタートし組み込まれる形となり、三倉鼻~馬場目川の間の約6㎞の工事で終了となりました。

こちらは昭和28年測図の八郎潟と東岸側の地図です↓

矢印から矢印までの間の実線部分が工事した場所になります。

この東岸堤防は池田知事の時に行われた工事でしたが、その後知事になった小畑氏や天王町長などを務めた二田氏の「八郎潟周辺の水害をなんとかしたい」という気持ちが八郎潟干拓への大きな原動力となったように思います。

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2月17日(土)、男鹿の大地と昔話が学べる、楽しい「かるた」づくりの内容

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

少しづつ暖かくなってきたこともあってか、ジオパーク学習センターに来館する方も増えてきました。先週は、90歳の方も来館し、たくさんの元気をいただきました。

かるたには、「読み札」と「絵札」があります。男鹿半島の特徴的な大地や昔話を学びながら、みんなで楽しく「かるた」を作ってみましょう。男鹿半島の様々な大地からは、地球のダイナミックな動きが見えてきますし、男鹿の昔話からは当時の人々の思いや歴史が伝わってきます。

※ジオパーク学習センターでは、ジオパーク学習センターを会場に、様々な団体などとコラボしてジオパークを生かしたいろいろな体験学習イベントを企画しています。

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インドからお客様がいらっしゃいました!

こんにちは。さきいかです☺

先日、干拓博物館にインドからお客様がいらっしゃいました。
というのも、JICE(ジャイカ)の取り組みの一環で食品加工や安全管理に関する研修を行うために来日されました☺

米の生産が中国に次いで第2位のインドですが、生産量と比較して加工食品として活用される割合は非常に小さいのだとか。 インディカ米は収穫した3割が途中で割れてしまい、米の加工はスナック菓子がメインだそうです。

大潟村では米粉からパスタやパンに大変身。
どのように行われているのか、米の生産・加工を学ぶためにさまざまな場所で研修を行いました。
干拓博物館では大潟村の成り立ちや、干拓によってできた田園について見学していただきました☺

排水の仕組みも気になるご様子。

みなさんとても熱心に質問をされていましたよ☺

干拓博物館にはちらほら海外の方がいらっしゃいます。
が、海外の方向けの表記や説明が少ないのが難点・・・
たくさんの方に大潟村の成り立ちや魅力を知ってもらえるような展示を心がけたいと思いました☺

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2月に男鹿半島の大地と昔話が学べる、楽しい「かるたづくり」を行います

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

※当日は完成後、時間があればみんなで楽しく「かるた大会」をします。

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世界湿地の日2024

こんにちは。さきいかです☺

今日は5日ですが・・・
毎年、2月2日は「世界湿地の日」。
1971年2月2日に、湿地の保全に関するラムサール条約が採択されたことを記念して定められました。
ラムサール条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。
世界中の人々に湿地への関心を持ってもらい、その大切さを知ってもらうことを目的としています。

今年のテーマは『湿地と人が織りなす暮らし 慈しみ、育み、支える』

湿地は、じめじめしていて役に立たないと考えられやすいため、開発が進み、世界中の湿地が減少しているようです。また、廃棄物の場になりやすく、プラスチック汚染が問題となっています。

“湿地”と一言で言っても、湖沼、河川、水田、ため池、サンゴ礁など様々なタイプがあります。
大潟村には水田が広がり、調整池や流入する複数の河川、承水路、排水路など干拓地特有の環境が広がっています。
また、農家さん達は減農薬・減化学肥料、有機栽培など環境に配慮した農業を行っています。
いつまでも野鳥たちにとって心地よい環境であるようにこれからも大切にしていかなければなりませんね☺

ラムサール条約を詳しく知りたい方はこちらから↓
https://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/

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体験型予約サイト「アソビュー!」で冬の寒風山トレッキング体験が販売中です!

1月31日(水)に「冬の寒風山トレッキング体験&季節の特選ランチプラン」の様子が

夕方のニュース番組で放送されました!

秋田県だけでの放送でしたが、県民のみなさま見てくれましたか?

うっかり違うチャンネル見てたという方は

2月1日の秋田魁新報にかっこいい写真つきで掲載されています。

ぜひ読んでみてくださいね。

テレビもねぇ新聞もねぇという方はこちらからご予約ください→https://www.asoview.com/item/activity/pln3000041832/

寒い風の山って名前なのに冬はほんわかあったかい風が吹く不思議なお山寒風山。

冬の寒風山は不思議な魅力がいっぱいですのでぜひいらしてくださいね⛄

ほんわかトレッキングが終わったあとは船川の居酒屋秀さんで特選ランチです。

冬の男鹿半島・大潟ジオパークぜひ楽しんでくださいね☃

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ジオパーク学習センターのおいしいジオシリーズ「火山噴火ゼリーづくり」

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

今回も前回に引き続き、ジオパーク学習センターの「おいしいジオ」シリーズの新しい体験学習を紹介します。今回紹介するのは「火山噴火ゼリーづくり」IMG_4114

「おぉ~、マグマ溜まりから・・!!」。火山噴火の様子がよくわかるゼリーで作ったおいしい体験学習です。作りながら、地球内部でマグマができる場所はどんなところがあるのか、どんなふうに噴火するのか、みんなで話し合ってみましょう。IMG_1570

「確かに地層っぽくておいしい」。こちらは以前、体験学習でつくったおいしくて、かわいい「地層クッキー」。とっても地層っぽいでしょ。このクッキーを食べながら、地層からどんなことがわかるか、例えば、男鹿半島のジオサイト・安田海岸を題材にして考えてみましょう。IMG_0255

「黒曜石みたいにガラスっぽくピカピカしているね!!」。こちらも依然、体験学習でつくった「黒曜石スイーツ」です。黒曜石のできかたと併せて考えてみましょう。

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氷下漁業☃

こんにちは。さきいかです☺

今日は氷下漁業についてです☺

魚が豊富な八郎潟では漁業を営んでいる方が多くいましたが、湖が凍る冬の間は漁ができませんでした。
そんなとき、冬でも漁ができないだろうかと考えた人がいました。
それが“高桑與四郎”という商人です。

寛政6年(1794年)、久保田町(現秋田市)の高桑與四郎が、諏訪湖(長野県)に曳網漁の技法を学びに行き、それを八郎潟に伝えたのが氷下漁業の始まりといわれています。

こちらが氷下引き網漁の平面図です↓

漁具の大きさにもよりますが、1回の漁につき9~13人の漁師が携わります。
漁場が決まると、シコミアナ(網の入り口)をあけ引き網を入れます。
シコミアナから左右に分かれサオアナをあけていきます。

引き網の先端には繰り綱(浮きのついた縄)が結ばれていて、繰り綱をツキザオとタケガキにより隣のサオアナに順々に送り、氷の下で網を広げていきます。

最後、アゲナワまで送られ縄が出てきたら後は人力で網を引きます☺
冬は魚たちも動きが鈍いため一日で数千キロも水揚げすることもあったようです!

冬は日照時間が短いため、早く漁を終わらせるためにも作業をしながらご飯(おにぎり)を食べなければならなかったというから驚き!

大変な重労働だったことがうかがえます☹

※氷下漁業の写真は三浦金治郎氏(秋田市)より寄贈いただいた写真で、昭和30年前後に、今の八郎潟町真坂より出漁したときの様子を撮影したものです。

八郎潟には氷下漁業だけでなく、49種の漁法があり20万個以上の漁具がありました☺
今後ご紹介できればと思います☺

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ガイドの会「新春お楽しみ研修会」を行いました🎍

こんにちは(・ω・)ノ たかみーです

1月21日(日)に秋田県立博物館でガイドの会「新春お楽しみ研修会」を行いました!

新年一発目の研修会!今年も楽しく張り切ってまいりましょう!ということで、大潟村バスツアーに行ったつもりのすごろくゲームを行いました。

 

2チームにわかれてチームの代表者がサイコロを振って、大きい目の出たチームに1ポイントが入ります。

ポイントが入ったチームは実際にバスツアーのガイドさんになったつもりで案内します(*´∀`*)ノ

大潟村に住んでいるわたしも新鮮な気持ちで楽しめました♪

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楽しい楽しいすごろくゲームのあとは、秋田県立博物館の企画展「大こうぶつ展」を見学です。

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キラキラ鉱物ってなんて魅力的なんでしょう*:.。☆..。.(´∀`人)

まさに地球がくれた贈りものです。

企画展は4月7日まで開催していて、見学料金はなんと無料!

いつもは秋田大学の鉱業博物館のバックヤードに保管している貴重な鉱物も見学できます。

ガイドさんは石ころ大好きな方が多いので、みなさん興味津々、学芸員さんに積極的に質問しておりました。

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まだまだお外は寒くて、冬の間はガイド依頼がめっきり少なくなってしまいますが、

ガイドさんはピンチはチャンス(?)とばかりにガイドスキルの研鑽に励んでいるのです。

もうすぐガイドの会も新メンバーを迎えます。

パワーアップしたガイドさんたちに会いに来てくださいね゚*。☆ヾ(´∀`)(´∀`)ノ☆。*゚

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