大潟小学校6年生のみなさん、八郎潟小学校6年生のみなさん、脇本第一小学校6年生のみなさんが来館しました。

先週は、大潟小学校6年生のみなさん、八郎潟小学校6年生のみなさん、脇本第一小学校6年生のみなさんが来館しました。その様子を少し紹介します。

最初に大潟小学校6年生のみなさんです。

▲ジオパーク学習センターでは男鹿半島や大潟村の土地のつくりと変化を学びました。

▲学習センターで学んだことを基に、安田海岸で火山灰層、貝化石層、断層、傾斜不整合などの地層を観察し、そこからわかることをみんなで考えました。

続いては、八郎潟小学校6年生のみなさんです。

▲こちらは断層のできかたをみんなで考えている様子です。これを基に地震災害について話しあってもらいました。男鹿半島や八郎潟のできかたも学びました。堆積岩の岩石標本観察も行いました。

▲ジオパーク学習センターで学んだことを基本に、安田海岸に出かけて火山灰層や貝化石層、断層、傾斜不整合、砂層と泥層などを観察し、そのできかたを考えました。

続いては、脇本第一小学校6年生のみなさんです。

▲こちらは岩石標本観察をしているところです。ルーペなどを使って堆積岩の違いを様々な方法で観察しています。

▲こちらは実験噴火実験で、男鹿半島のジオサイト・寒風山のできかたを観察しているところです。これを基に溶岩の粘りの違いと山の形状を考えました。

※10月は学校団体が多数来館しますので、団体予約はお早めにご相談ください。実験や体験学習教材も多数ありますのでこちらもご相談ください。

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大潟村案内ボランティアの会、視察研修に行ってきました✐~法体の滝編~

こんにちは。さきいかです🦑

9月7日に大潟村案内ボランティアの会に所属するみなさんと、鳥海山・飛島ジオパークの由利本荘エリアに視察研修に行ってきました。

今日は~法体の滝編~です☺

矢島駅でガイドさんと合流。

矢島駅から法体の滝まで距離があるので、バス車内で鳥海山について解説いただきました。

・富士山に似ていると言われる鳥海山ですが、富士山とは異なる点
・いつから鳥海山と呼ばれるようになったか
・鳥海山の名前の由来                

などなど教えていただきました。

アイヌ語に由来する地名は各地にありますが、鳥海山もアイヌ語からつけられた説は個人的に驚きました😲

そして、いよいよ法体の滝に到着!

キャンプ場が広がっていて、楽しんでいる方も多くいました♪

法体の滝は3段からなっていて、落差約57mあります。

驚いたことに、この滝は水源である鳥海山に向かって流れ落ちているんです!

水脈が回り込んでこの場所から落ちているんだとか😲

溶岩が冷えて固まった時にできる柱状節理にも感動!(ズームの限界(;´Д`))

約10万年前の噴火で流れ出た溶岩と鳥海山の豊かな水がつくり出したこの滝。

自然のエネルギーを感じますね!

この透き通ったエメラルドグリーンの川の水も神秘的でした✨

滝の音には心を落ち着かせたりポジティブになる効果があるようです。

これから紅葉シーズンにもなりますし、ぜひ一度癒されに行ってみてください☺

次回は~鳥海ダム編~です。

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全国大会分科会「ジオパークによる海洋保全活動」の思い出とこれから

日本全国のジオメイトのみなさま、おはこんばんちは(・ω・)ノ⛄🌹

男鹿半島・大潟ジオパークの専門員兼ポケモントレーナーのたかみーです⚡

最近またポケモンを始めました!今はシールドとポケモンレジェンズアルセウスをやっています。

主人公の名前は一昨年17歳で虹の橋を渡った愛犬の名前です。愛犬をゲームの主人公に転生させてやったというわけです。

ゲームの中では森とか海とか洞窟とかいろんなところを冒険するのですが、

現実でも自然に触れたりお散歩したくなってきて、とうとう先日安田海岸に行ってきました。

ポケモンはいませんでした(それはそう)。

安田海岸の砂浜は、細かくなったプラスチック、ペットボトル、異国の文字が書いてるごみ、ボロボロになった発泡スチロール、野球やサッカーやテニスのボール、未開封のお菓子、納豆のパック(←これが個人的に一番謎)などなどいろんなものが漂着しています。

どんな人が使って、どんな捨て方をされて、どこからどうやって流れてきたんだろうと思いを巡らせるのが好きです。

↑ わさびってひらがなで書いてるけどたぶん中国から流れてきたわさびのチューブ

↑ 濡れて力が出なくなったアンパンマンの顔。

この前の日本ジオパーク全国大会下北大会で、分科会⑪ジオパークによる海洋保全活動に参加しました。

分科会ではグループワークを行い、海岸漂着物を減らすにはどうしたらいいか、活動を広げていくにはどうしたらいいかを話し合いました。

同じ班になった南紀熊野ジオパークのガイドさんがおっしゃった言葉がずっと頭に残っています。

「自分のジオパークのサイトは自分のテリトリー。そこに落ちているごみは全部自分が出したものだと思って拾う。自分のテリトリーにごみが落ちているのは恥ずかしいから」(要約)

私は以前から漂着ごみを見て心を痛めてはいたものの、何をすればいいかわかりませんでした。

自分一人がごみを拾ったところで何も変わらないと思っていたのかもしれません。そんな私には衝撃的な言葉でした。

分科会に参加していろんなジオパークの方とお話して、海洋保全活動をがんばっている方がたくさんいるんだ!と勇気づけられたとともに、何かアクションを起こすのは実はそんなに難しいことではないのかもと思いました。

千里の道も一歩から。やり始めたら半分終わってるのと一緒。

暑さが和らいできて過ごしやすい今の時期、ジオパークをお散歩の際には落ちているごみを1個でも拾ってみてはいかがでしょうか。

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寒風山の半自然草原で、楽しい体験学習を!!

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

▲写真の上の方を見ると、寒風山の草原で鳥のように空高く優雅に羽ばたいて飛んでいる紙飛行機が見えます。

羽ばたく紙飛行機は、ジオパーク学習センターで製作できます。寒風山では火山のできかたなどについて学ぶとともに、草原では貴重な植物や昆虫も観察できます。

9月・10月は学校団体が多数、来館しますので、来館希望の団体は、お早目にご相談ください。

10月12日(土)9:00~13:00 若美庁舎作業停電により当日のこの停電時間、ジオパーク学習センターは臨時休館します。13:00~16:00開館予定です。

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大潟村案内ボランティアの会、視察研修に行ってきました✐~由利高原鉄道編~

こんにちは。さきいかです🦑

9月7日に大潟村案内ボランティアの会に所属するみなさんと、鳥海山・飛島ジオパークの由利本荘エリアに視察研修に行ってきました。

秋田県内のジオパークをめぐり、そこのガイドさん達はどのようにガイドを行っているのか勉強します!

まずは、由利高原鉄道 鳥海山ろく線 ”おばこ号”に乗車。
青色のおばこ号でした☺

秋田おばこ姿の列車アテンダントが、羽後本荘駅~矢島駅までご案内してくださいました。

私の見たかった鳥海山!!
がっつり曇ってて見れませんでした😢

こんなきれいな鳥海山が見たかったな~

大潟村案内ボランティアの会のみなさんはやっぱり稲が気になる様子。

その後、我々は矢島駅に到着。

素敵な切符もいただきました♪

今回お邪魔した由利本荘地域は、7月25日からの大雨で子吉川と石沢川の堤防が決壊し氾濫しました。

そのため、米の収蔵施設が水に浸かり使用できなくなったり、そもそも収穫すらあきらめなければならない農家さんもいらっしゃるそうです。

9月20日からも秋田県南部を中心に線状降水帯が発生し、再び被害が出ています。

洪水や土砂災害を引き起こす大雨の数は増加傾向にあります。

自然とどう共存していくか・・・難しい問題ですね。

次回は~法体の滝編~です☺

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美里小学校6年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

早朝は、ようやく少し涼しくなってきましたね。

さて、先週は、美里小学校6年生のみなさんが理科「土地のつくりと変化」の学習で来館しました。その学習の様子を少し紹介します。

▲こちらは、男鹿半島の目潟火山群のでき方や目潟火山噴出物のかんらん岩について学習しているところです。

▲こちらは迫力のある火山噴火実験で噴火の様子を観察しているところです。その後で岩石標本観察や火山灰の顕微鏡観察を行い、みんなで防災についても考えました。

▲ジオパーク学習センターで学んだことを基に、安田(あんでん)海岸に地層観察に出かけました。写真は広域火山灰や断層の観察をしているところです。

※9月・10月は学校団体が多数来館しますので、団体予約などお早目にご相談ください。

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船川第一小学校4年生のみなさん、払戸小学校6年生のみなさんが来館しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

船川第一小学校4年生のみなさんは、主に地震についての防災学習で来館しました。地震がどうして発生するのか、自分たちが住んでいる地域で過去にどんな地震があったのか、また津波についてなど幅広く学びました。

▲こちらは、地震の際の液状化現象実験の体験学習の様子です。地震の揺れで土地がどのように変化するのか、その原因も含めてみんなで考えました。

▲こちらは、地震の揺れと地盤の固さの関係を考える実験です。みなさん、プリンや羊羹が大好きなので目がとっても輝いています。実験結果から防災についてもみんなで考えました。防災では、もしライフラインが止まった場合のことも話し合ってもらいました。

続いて、払戸小学校6年生のみなさんです、理科「土地のつくりと変化」と、総合的な学習「郷土の偉人・渡部斧松の功績」の学習で来館しました。

▲こちらは、迫力のある火山噴火実験を行っているところです。火砕流の動きも見ることができます。また岩石標本観察を通して、砂岩と泥岩の違いなども学びました。

▲ジオパーク学習センターで学んだことを基に、男鹿半島の主要なジオサイト・安田海岸に出かけ、地層のできかたを観察しました。写真は貝化石層を観察しているところです。この日は、火山灰層、貝化石層、亜炭層、傾斜不整合、断層を観察し、当時の環境や土地の変化をみんなで考えました。

※9月・10月は学校関連の団体などが多数来館しますので、来館希望の団体は、お早目にご相談ください。

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まさかりの大地、下北に行ってきました!~第14回日本ジオパーク全国大会の巻~

ジオメイトのみなさま、おはこんばんちは(・ω・)ノ

男鹿半島・大潟ジオパークの専門員たかみーです⛄🌹

8月30日~9月1日に青森県むつ市で第14回日本ジオパーク全国大会下北大会が開催され、

男鹿半島・大潟ジオパークからも事務局員8名、大潟村からガイドさん2名が参加しました。

運営会議、口頭発表やポスター発表、大交流会でいろんな地域のジオパークの方々と交流しました。

参加したみんなが何かしら気づきや学びを得たことでしょう(´∀`人)

全国のジオパーク関係者が下北に一堂に会し、それぞれパワーアップして、

またそれぞれのホームへ戻っていく…。ネットワークの力、仲間の力ってすごい。

分科会③実験を活用したジオパーク教育の手法と活用では、

ジオパーク学習センターのジオ太郎さんが発表しました!

大変好評だったようで、いつもお手伝いをしている私もうれしく思っています。

わたしは分科会⑪ジオパークによる海洋保全活動に参加しましたが、

こちらはまた別のブログで書こうと思います。

そしてそして!大交流会ではマグロの解体ショーが行われました!

大会運営スタッフの下北ジオパークのみなさんのおもてなししたい!という気持ちがひしひしと伝わってきました!

マグロのお刺身、とっても美味しかったです*:.。.:*゜( n´∀`)n゜*:.。.:*

これからもずっと美味しいマグロが食べられるように、海をきれいに、

海の生態系も陸の生態系も守っていかなければいけないと感じました。

下北ジオパーク全国大会のスタッフのみなさん、

全国から参加されたジオパーク関係者のみなさん、

台風10号の影響で惜しくも参加できなかったみなさん、

大変おつかれさまでした。

来年、十勝岳ジオパークでお会いしましょう(・ω・)ノ

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日本ジオパーク全国大会下北大会分科会「実験を活用したジオパーク教育の手法と活用」でジオパーク学習センターの事例を発表しました。

男鹿市ジオパーク学習センターのジオ太郎です。!(^^)!

▲会場で,ジオパーク学習センターで行っている男鹿半島にある寒風山のできかたを考える火山噴火実験「スライムを使った溶岩の粘りけ実験」を紹介しました。

▲続いてジオパーク学習センターで行っている様々な実験や体験学習の事例を紹介しました。

当日は、参加者のみなさまからたくさんの貴重なご意見をいただきたいへんありがとうございました。

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試験堤防

こんにちは。さきいかです🦑

暑い日が続いていますね。
お盆期間中は干拓博物館にたくさんのお客様がいらっしゃいました♪
大潟村の成り立ちについて熱心にきかれる方もいましたよ。

今日は、試験堤防についてです。

八郎潟干拓工事のスタートは堤防を築くことです。
八郎潟の軟弱な地盤に堤防を築くには基礎となる部分を造る必要がありました。
どうしたものかと考えた結果、3つの案が挙げられました↓
①サンドベッド工法…軟弱地盤上に透水性の高い砂や砂礫を敷くことで、地下水の排水を行い、地盤の強度を高める工法。
②砂置き換え工法…軟弱地盤上の全部または一部を砂に置き換える工法。
③サンドパイル工法…地中に直径30~50㎝、高さ10mほどの砂の柱を多数設置して、盛り土などの荷重により排水を促す工法。

このうち①と②の工法が選ばれ、どちらがより優れているかを検証するために、250mずつ試験的に堤防を造り実験が行われました。

試験堤防は正面堤防のあたりに造られました。
正面堤防の場所は、博物館にある、はぎ取り標本を採取したこちらの付近です。

採取したはぎ取り標本を見てみると、ヤマトシジミが含まれている部分から下は粘土層です。
(白い点がヤマトシジミだよ🐚)

この粘土層の場所に試験堤防を築堤し、沈下や隆起の観測、亀裂の発達状況の観測などを行いました。

こちらが観測の様子です↓

この試験堤防の実験を受けて、沈下速度は緩速であるというデータが導き出され、昭和34年に中央・南部両干拓地の堤防工事がスタートしたわけです☺

ちなみに、実際の堤防は①・②どちらの工法で築堤されたかというと、両方採用されています。
しかし②の工法がほとんどで、正面・東部・西部の築堤に取り入れられたのに対して、①は正面堤防付近に500メートルほどのみこの工法が取り入れられました。

干拓博物館には堤防の造り方をイラストを交えて紹介しているコーナーもありますので、ぜひ見てみてください♪

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