寒風山の生態系を守るお手伝いをしませんか?

こんにちはー たかみーです(・ω・)ノ

新年度もよろしくお願いします!

4月18日(土)に寒風山で山焼きが行われます!

4月18日(土)に予定しておりました寒風山山焼きは、新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けた緊急事態宣言の対象地域拡大を受け、中止となりました。また、予備日としておりました4月25日(土)につきましても中止となりました。

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※写真は昨年の山焼きの様子です

山焼きを安全に行うため、寒風山山焼き実行委員会事務局(男鹿市観光課)では山焼きの実施及び準備に際して、ボランティアを募集しています。

また、山焼き実施後、男鹿市観光協会では寒風山のトレッキングツアー(※有料)を募集しています。男鹿半島・大潟ジオパーク認定ガイドが寒風山の魅力発見のお手伝いをいたします゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚こちらは山焼き実施ボランティア参加込みのツアーとなっていますのでご了承ください。

詳しくはこちら⇒男鹿なび寒風山山焼きのボランティアとトレッキングツアーのご案内

なお、応募〆切は山焼きボランティア・トレッキングツアーどちらも4月10日(金)までとなっております。

 

 

さて、草原としての美しい景観が魅力の一つである寒風山ですが、なぜ山焼きをするのでしょうか?

国土のほとんどが湿潤な気候である日本では、草原は放っておくと森林に移り変わっていきます。つまり、今ある日本の草原は人の手が入ることで維持されているのです。このような草原を半自然草原といいます。昔の農山村では刈草を燃料や家畜のえさなど資源として利用していたので、人間が生活していくうえで自ずと草原に手が入っていましたが、生活様式が変わった現在では草資源を使うことはほとんどなくなりました。

半自然草原の減少は寒風山も例外ではなく、1975年には319haあった寒風山の半自然草原は、2014年には138haにまで減少してしまいました。

春の寒風山を彩るアズマギクは、草原の環境でしか生きられない植物です。秋田県の準絶滅危惧種に指定されています。人間の手が入った環境でないと生きられないのです。↓アズマギク

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子どもの頃にもののけ姫を見て、人の手が全く入っていないシシ神様の森に行ってみたい!と思っていた私には、寒風山はあまり魅力的な山ではありませんでした。むしろ自然に人の手が加わることは悪だとすら思っていました。あの頃の自分に、自然に人の手が入ることで生態系が維持されて生きている植物もいるんだよ、と教えてあげたいです。もののけ姫のラストでアシタカがサンに言った「共に生きよう」とはたぶんそういうことだと思うのです。

SDGsの17の目標の15番目は「陸の豊かさも守ろう」です。日本では達成度が高くなく、重要課題とされています。寒風山の山焼きを通して学ぶものがきっとあるはずです。ぜひ山焼きボランティアに参加して、寒風山の生態系と景観を守るお手伝いをしてみませんか?

 

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