氷下漁業☃

こんにちは。さきいかです☺

今日は氷下漁業についてです☺

魚が豊富な八郎潟では漁業を営んでいる方が多くいましたが、湖が凍る冬の間は漁ができませんでした。
そんなとき、冬でも漁ができないだろうかと考えた人がいました。
それが“高桑與四郎”という商人です。

寛政6年(1794年)、久保田町(現秋田市)の高桑與四郎が、諏訪湖(長野県)に曳網漁の技法を学びに行き、それを八郎潟に伝えたのが氷下漁業の始まりといわれています。

こちらが氷下引き網漁の平面図です↓

漁具の大きさにもよりますが、1回の漁につき9~13人の漁師が携わります。
漁場が決まると、シコミアナ(網の入り口)をあけ引き網を入れます。
シコミアナから左右に分かれサオアナをあけていきます。

引き網の先端には繰り綱(浮きのついた縄)が結ばれていて、繰り綱をツキザオとタケガキにより隣のサオアナに順々に送り、氷の下で網を広げていきます。

最後、アゲナワまで送られ縄が出てきたら後は人力で網を引きます☺
冬は魚たちも動きが鈍いため一日で数千キロも水揚げすることもあったようです!

冬は日照時間が短いため、早く漁を終わらせるためにも作業をしながらご飯(おにぎり)を食べなければならなかったというから驚き!

大変な重労働だったことがうかがえます☹

※氷下漁業の写真は三浦金治郎氏(秋田市)より寄贈いただいた写真で、昭和30年前後に、今の八郎潟町真坂より出漁したときの様子を撮影したものです。

八郎潟には氷下漁業だけでなく、49種の漁法があり20万個以上の漁具がありました☺
今後ご紹介できればと思います☺

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