
令和7年6月26日に大潟村の八郎潟河川公園にある石碑が自然災害伝承碑に登録され、Web地図「地理院地図」で公開されています。
自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害に係る事柄(災害の様相や被害の状況など)が記載されている石碑やモニュメントのことです。これら自然災害伝承碑は、当時の被害状況を伝えると同時に、当時の被災場所に建てられていることが多く、それらを地図で伝えることは、地域住民による防災意識の向上に役立つものとされています。(国土地理院HPより)
詳しくはこちら→国土地理院HP自然災害伝承碑
上記リンクの「地理院地図で見る」をクリックすると地図を見ることができます。
地震のほか、洪水、土砂災害など、自然災害ごとに見ることができます。
【災害概要】
昭和58(1983)年5月26日正午頃、秋田沖を震源とするマグニチュード7.7の日本海中部地震が発生しました。村の生命線である堤防をはじめ、干拓地の維持管理施設や農業施設が被災し、被害総額が90億円を超える大惨事となりました。 特に堤防は、堤防を構成する盛り土の砂層が液状化を起こし沈下してしまいました。復旧工事は堤防を原型に復旧するのではなく、湖と堤防の間に鋼板を打ち込むとともに、堤防のかさ上げと拡幅が行われました。工事費用は327億円7,000万円に達しました。 昭和60(1985)年に復旧工事は完了しました。ここに八郎潟河川公園が整備され、竣工式が行われました。再び災害が起こらないよう祈願するとともに、ここに完工記念碑が建立されました。
男鹿半島・大潟ジオパークでは、今後も自然災害伝承碑を活用した防災への取り組みを進めてまいります。


